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宇宙の記憶 -Instrumental- - 坂本真綾

宇宙の記憶 -Instrumental--坂本真綾.mp3
[00:18.58] [00:18.91]潮汐(うしお)が留め処なく満ち...
[00:18.58]
[00:18.91]潮汐(うしお)が留め処なく満ちては引いているの
[00:22.64]太陽と太陰(つき)は最古の役目を背負っている
[00:26.41]草木が噤んだまま萎えては萌えているの
[00:30.32]そう、人間も宇宙にただ肖っている事態
[00:34.51]年若く傲慢なものほど体はいやに旺盛で
[00:41.20]愚かしいなりにも飽きては飢えているの
[00:45.56]損しては得したりまた冴えては鈍ったり
[00:49.93]
[01:04.88]山岳(やま)が遠のく雲を乞うては去(いな)しているの
[01:08.66]女性(おんな)と男性(おとこ)は太古の掟を請け負っている
[01:12.52]果実が潜んだまま朽ちては熟しているの
[01:16.27]そう、人間も宇宙をまだ全然ご存じない
[01:20.10]年老いて謙虚なものほど体は草臥れ儲け
[01:27.33]結局賢いなりにも凪いでは時化しているの
[01:31.64]害しては益したりまた恥じては誇ったり
[01:35.39]
[01:35.77]あなたのまなこが なみだを湛えている
[01:39.47]それは? うれしくて? かなしくて?
[01:43.00]何てかわいらしくて何てかわいそうなの
[01:46.54]もう全部くださいな 瞬間を永遠にして
[01:53.38]
[02:21.10]光と影の応酬はいつも体へ丁度同期(シンク)して
[02:27.65]酸いも甘いも同じだけ交互に味わうのよ
[02:34.06]そう、人間は今原初の閃きを残している
[02:37.92]だれもが話すたび覚えては忘れているの
[02:41.71]愛しては怨んだりまた病んでは癒えたり
[02:49.17]あなたは生きている
[02:53.63]
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