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唄片の人魚 - めらみぽっぷ

唄片の人魚-めらみぽっぷ.mp3
[00:10.61] [00:20.07] [00:25.79]だれ も しらない...
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[00:20.07]
[00:25.79]だれ も しらない その こえ
[00:31.63]よどみの ふち そばに ひとり とおく を みつめてる
[00:39.60]
[00:43.43]くち ひらけば るる るら ら と
[00:48.82]ひびく ひびく さざめく よう
[00:51.97]なみの した から ゆらり
[00:56.97]
[01:00.77]そのすべてを
[01:03.74]だれもしらぬのは
[01:06.70]どれひとつとてにどとないうた
[01:12.79]
[01:13.03]然れども。
[01:14.41]もとよりその唄達。
[01:17.83]誰に聞かせる為で無く。
[01:21.43] 誰一匹としてそれ知らぬ語り部。
[01:27.65]
[01:27.91]嗚呼。
[01:28.42]小さく身体揺れ。
[01:31.96]不可視の弦爪弾くよに。
[01:35.48]幾多の唄を尽き果てることさえ無く。
[01:42.15]
[01:42.48]きっと きっと この ことば
[01:45.98]むね に とどめて おく の でしょう
[01:49.38]
[01:49.57]けれど けれど ひとたび
[01:52.57]もれいでた その ことば たちは
[01:56.37]
[01:56.43] あわ と なって
[01:58.30]あわ と なって
[01:59.91] あわ と なって
[02:05.34]
[02:37.38]
[02:38.43]ちいさな て に おさまる ほど
[02:44.40]ちいさ な いし が たどりつく こてい に ふぃつもる
[02:53.28]
[02:56.02]それは なみだ の かけら たち
[03:01.80]だれか が ながした なみだ が
[03:04.68]ものがたり と なった
[03:10.18]
[03:13.09]そのどれもが
[03:16.61]ただしいものでなく
[03:19.62]あるいはすべていつわりのうた
[03:25.85]
[03:25.85]然れども。
[03:27.19]誰かが聞いていよう。
[03:30.73]その唄の中の一つを。
[03:34.23]名前の無い娘の命を落とすまで。
[03:40.55]
[03:40.72]嗚呼。
[03:41.29]その手が拾い上げたは。
[03:44.74]鈍くも小さな輝き。
[03:48.27]そっと口付けたのは愛おしむかの様に。
[03:54.92]
[03:55.31]きっと きっと この こ には
[03:58.80]つらい ひびが あった の でしょう
[04:02.02]
[04:02.22]けれど けれど もう もはや
[04:05.91]その くるしみ も みず の なか
[04:09.13]
[04:09.18] あわ と なって
[04:11.33]あわ と なって
[04:12.96] あわ と なって
[04:20.26]
[04:32.21]然れども。
[04:33.32]誰にもわからぬ名に。
[04:36.87]はじめから意味など無い。
[04:40.31]ならばその歌を以って、その名とするだろう。
[04:46.80]
[04:46.88]嗚呼。
[04:47.45]誰が聞いただろうか。
[04:50.79]それが歌姫の名前を。
[04:54.31]けれどその唄さえも二度とは唄われぬ。
[05:01.17]
[05:01.48]きっと きっと その なまえ
[05:04.93]だれか が よんだ こと でしょう
[05:08.21]
[05:08.44]けれど けれど その なまえ
[05:12.01]みずうみ え と きえた ときに
[05:15.37]
[05:15.39] あわ と なって
[05:17.30]あわ と なって
[05:19.08] あわ と なって
[05:24.62]
[05:44.10]
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