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耽溺ミラアジュイズム - kradness

耽溺ミラアジュイズム-kradness.mp3
[00:00.000] 作词 : Camellia (Quarks) [00:01.000]...
[00:00.000] 作词 : Camellia (Quarks)
[00:01.000] 作曲 : Camellia (Quarks)
[00:19.10]
[00:19.86]朝靄で霞んで 隣り合う二つの陰
[00:27.33]静かに 五月雨が泣き出して
[00:31.09]雨 雨 雨で濡らす
[00:34.40]
[00:34.86]綿密な言嘘(うそ)を何枚も塗った素肌も
[00:42.02]読み解かれる陽炎(かげろう)の絡み目
[00:48.21]
[00:49.59]君の温度を どんな詞(ことば)にも 今は起こせない
[00:56.67]冷やかな熱を 私だけが知っている あゝ
[01:04.37]一縷の距離は 月程も近く 何故か届かない
[01:11.61]詰めてしまいたい 音も無いような数寸を
[01:18.22]
[01:31.14]モダンを羽織っても肌寒い 夜長の陰
[01:38.34]桜は然して(さして)まだ舞わないけれど
[01:41.80]風 風 風が香る
[01:45.64]
[01:46.10]行間に埋けた(いけた) 火種が籠る戯言(ざれごと)
[01:53.28]読み解いて 私毎ミラアジュを
[01:59.33]
[02:00.59]君の声音(こわね)に ルビなど要らない 蛇の足だから
[02:07.85]どんな紅玉(こうぎょく)さえ 哀婉な詞華(しか)に霞む あゝ
[02:15.49]包まれても好いのなら 外套の空き間 引き入れて
[02:23.00]腕(かいな)に抱かれて まるで沸き立つ燠火(おきび)
[02:27.29]
[02:27.73]儚い程に 追いかけてしまう
[02:35.08]消えない様に 抱きしめてしまう
[02:42.57]雨も桜も いずれは泡沫(うたかた)
[02:50.18]文字にはできない温度が昂ぶって 昂ぶって
[02:56.89]私の底から
[03:00.00]
[03:00.47]君の吐息を失わないように 一口閉じ込めて
[03:07.87]熱に中てられて 引き込まれそうな蜃気楼
[03:15.19]
[03:17.35]君の纏った瑣細な仕草も むしろ忌む程に
[03:24.46]
[03:24.91]只の一瞬も 視線逸らせないから あゝ
[03:32.36]ペエジをめくる 皎潔(こうけつ)な指に 触れる好奇心
[03:39.68]落暉(らっき)消える頃 そっと踏み越す発火点
[03:45.83]
[03:46.47]あゝ あゝ
[03:50.81]
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