贵女を幸せにするために ... - めらみぽっぷ
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[00:01.32]
[00:01.33]右を向いて、左向いて、
[00:03.73]さぁ、どちら？
[00:05.94]今生の、迷い人よ。
[00:09.65]
[00:10.71]戻るべきか、進むべきか、
[00:13.26]さぁ、どちら？
[00:15.54]今生の、迷い人よ。
[00:19.07]
[00:20.13]その眼に浮かぶ色が、
[00:24.70]「幸せ」を知らぬ様なら。
[00:28.60]
[00:29.74]わたしはただここに
[00:34.21]お前の幸せを願うのみ。
[00:40.43]
[00:45.43]
[00:57.32]どうか、お聞きいただけましょうか、
[01:01.71]この哀れな身の上を、
[01:07.44]御慈悲在らばどうか、どうか、
[01:11.83]お聞き届け下さいまし。
[01:15.94]
[01:16.34]
[01:16.89]母は三つには亡くなり、
[01:21.34]父の顔も碌に知りませぬ。
[01:26.81]稼ぎに出され、ただ生きる為に、
[01:31.76]繰り返す奉公の日々。
[01:35.84]
[01:37.23]起きては働き、来る日も働き、
[01:42.09]ただただ、あの方のお怒りの
[01:45.30]在ってはなるまいと、
[01:47.71]その影に怯えているのです。
[01:50.26]
[01:51.26]
[01:52.76]ああ、ああ、お宇佐様。
[01:55.68]どうか、情けのあるならば、
[02:00.24]
[02:01.99]ああ、ああ、お宇佐様。
[02:05.49]どうか、道をお示し下さい。
[02:10.36]
[02:10.56]
[02:11.82]私は、辛いのです。
[02:14.15]苦痛でならぬのです。
[02:16.61]それでも、私は戻らなければ…
[02:20.75]
[02:21.66]ああ、ああ、お宇佐様。
[02:25.19]どうか、これ以上あの方が
[02:29.03]お怒りになられる前に。
[02:32.57]
[02:33.91]…どうか、その道を、お教え下さいまし。
[02:39.68]
[02:49.68]
[03:02.18]お前はなぜそうまでして、生きるのか？
[03:06.80]—それ以外に、できることもありませぬ故に
[03:10.93]
[03:11.65]自由をその手にしたくはないのか？
[03:16.56]—それがあって、何の意味が、ございましょう。
[03:20.76]
[03:21.73]逃げて生きゆくことを知らないのか？
[03:26.38]—私には逃げ行く場所さえもないのですから。
[03:30.70]
[03:31.46]では、幸せを求めては居ないのか？
[03:36.09]—何が幸せかさえも、もはやわかりませぬ。
[03:40.10]
[03:41.00]…ならば、私は、ここに、お前が幸せを願う。
[03:47.08]
[03:48.62]さぁ、右か左か。
[03:52.01]もはや、二つに一つの道。
[03:56.67]
[03:58.00]その手で選び取れ。
[04:01.82]己が意思の信じる道を。
[04:06.64]
[04:08.08]戻るなら、右を見よ。
[04:10.43]あの暮らしに甘んじて、戻りたいならば止めはしない。
[04:17.88]今までの暮らしが何も変わらずお前を待つだろう。
[04:26.25]
[04:26.48]或いは、
[04:27.10]
[04:27.43]進むなら、左を見よ。
[04:30.13]辛くも苦しくも、流転の先に希望を見るならば。
[04:37.51]また新しい生のかたちをお前は知るだろう。
[04:46.39]
[04:47.19]
[04:47.32]さぁ、どちら？
[04:49.69]…私はただ、ここに、「幸せ」を願うのみ。
[04:55.48]
[00:01.33]右を向いて、左向いて、
[00:03.73]さぁ、どちら？
[00:05.94]今生の、迷い人よ。
[00:09.65]
[00:10.71]戻るべきか、進むべきか、
[00:13.26]さぁ、どちら？
[00:15.54]今生の、迷い人よ。
[00:19.07]
[00:20.13]その眼に浮かぶ色が、
[00:24.70]「幸せ」を知らぬ様なら。
[00:28.60]
[00:29.74]わたしはただここに
[00:34.21]お前の幸せを願うのみ。
[00:40.43]
[00:45.43]
[00:57.32]どうか、お聞きいただけましょうか、
[01:01.71]この哀れな身の上を、
[01:07.44]御慈悲在らばどうか、どうか、
[01:11.83]お聞き届け下さいまし。
[01:15.94]
[01:16.34]
[01:16.89]母は三つには亡くなり、
[01:21.34]父の顔も碌に知りませぬ。
[01:26.81]稼ぎに出され、ただ生きる為に、
[01:31.76]繰り返す奉公の日々。
[01:35.84]
[01:37.23]起きては働き、来る日も働き、
[01:42.09]ただただ、あの方のお怒りの
[01:45.30]在ってはなるまいと、
[01:47.71]その影に怯えているのです。
[01:50.26]
[01:51.26]
[01:52.76]ああ、ああ、お宇佐様。
[01:55.68]どうか、情けのあるならば、
[02:00.24]
[02:01.99]ああ、ああ、お宇佐様。
[02:05.49]どうか、道をお示し下さい。
[02:10.36]
[02:10.56]
[02:11.82]私は、辛いのです。
[02:14.15]苦痛でならぬのです。
[02:16.61]それでも、私は戻らなければ…
[02:20.75]
[02:21.66]ああ、ああ、お宇佐様。
[02:25.19]どうか、これ以上あの方が
[02:29.03]お怒りになられる前に。
[02:32.57]
[02:33.91]…どうか、その道を、お教え下さいまし。
[02:39.68]
[02:49.68]
[03:02.18]お前はなぜそうまでして、生きるのか？
[03:06.80]—それ以外に、できることもありませぬ故に
[03:10.93]
[03:11.65]自由をその手にしたくはないのか？
[03:16.56]—それがあって、何の意味が、ございましょう。
[03:20.76]
[03:21.73]逃げて生きゆくことを知らないのか？
[03:26.38]—私には逃げ行く場所さえもないのですから。
[03:30.70]
[03:31.46]では、幸せを求めては居ないのか？
[03:36.09]—何が幸せかさえも、もはやわかりませぬ。
[03:40.10]
[03:41.00]…ならば、私は、ここに、お前が幸せを願う。
[03:47.08]
[03:48.62]さぁ、右か左か。
[03:52.01]もはや、二つに一つの道。
[03:56.67]
[03:58.00]その手で選び取れ。
[04:01.82]己が意思の信じる道を。
[04:06.64]
[04:08.08]戻るなら、右を見よ。
[04:10.43]あの暮らしに甘んじて、戻りたいならば止めはしない。
[04:17.88]今までの暮らしが何も変わらずお前を待つだろう。
[04:26.25]
[04:26.48]或いは、
[04:27.10]
[04:27.43]進むなら、左を見よ。
[04:30.13]辛くも苦しくも、流転の先に希望を見るならば。
[04:37.51]また新しい生のかたちをお前は知るだろう。
[04:46.39]
[04:47.19]
[04:47.32]さぁ、どちら？
[04:49.69]…私はただ、ここに、「幸せ」を願うのみ。
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