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/彁 - めらみぽっぷ

/彁-めらみぽっぷ.mp3
[00:02.700] [00:56.500]白いページに白い字で [01:04...
[00:02.700]
[00:56.500]白いページに白い字で
[01:04.197]そっと記す言葉の
[01:10.942]
[01:11.045]その全て余すことなく
[01:18.701]手で触れられたなら——
[01:25.649]
[01:25.701]そう向けられる数多のおもいあれど
[01:33.041]貴女の場所にたどり着くことはない
[01:55.062]
[02:10.944]この心が強く強く燃えたなら
[02:17.919]この言葉をただ強く綴るだろう
[02:24.867]
[02:24.944]例えばそう夜の向こうに
[02:32.075]ただ一人で空昇る姿
[02:38.974]
[02:39.026]この心が強く強く震えたら
[02:46.208]この言葉をやはり強く飾るだろう
[02:53.131]
[02:53.184]例えばそう雨の下で
[03:00.314]空向って佇むその姿
[03:07.236]
[03:07.340]尽くす言葉は
[03:10.893]貴女のかたちをとる
[03:14.444]けれど貴女は何も知らない——
[03:23.409]
[03:23.459]空の何処かに 何かを見やって
[03:29.546]その身に纏う 永遠という名のその無重力さ
[03:37.200]
[03:37.331]何も執着(おも)わず 何も繕わず
[03:43.653]そうしていつか 何かがその日々破るまで
[03:55.095]
[03:55.200]そのてがなにかにふれるとき
[03:58.672]それはきっとおもさをもつ
[04:02.278]しかるにそのてのもちぬしは
[04:05.932]彁(おもさ)をもたない
[04:09.540]
[04:09.590]そのめがなにかにむかうとき
[04:13.194]それはきっとかたちをもつ
[04:16.903]だけれどそのめのもちぬしは
[04:20.459]彁(かたち)をなさない
[04:24.350]
[04:24.350]
[04:24.351]
[05:06.615]思い浮かべる
[05:10.012]いくつもの風景を
[05:13.514]けれど貴女は何処にもいない——
[05:22.293]
[05:22.317]空の何処かへ 何かを探して
[05:28.769]その身が躍る 楽園という名のその夢現さ(つよさ)
[05:36.526]
[05:36.579]何も知らずに 何もわからずに
[05:42.822]そうして高く高くへ 飛んで!
[05:50.031]
[05:50.031]
[05:50.322]けして終わらぬ 罪を重ねるがごとくに
[05:58.786]それに 幻想という名を持たせるか
[06:04.687]
[06:04.714]けれど貴女は 何も知らずに飛んでいる
[06:12.836]それが ずっと ずっと ただ美しい
[06:22.449]
[06:32.846]そのことばがなにかつげるとき
[06:36.555]それはきっといみをもつ
[06:39.952]それでもことばのもちぬしは
[06:43.375]彁(いみ)さえしれない
[06:46.899]
[06:46.899]
[06:46.899]
[06:47.007]そのこころがなにかおもうとき
[06:50.714]それはきっといのちをもつ
[06:54.399]けれどもこころのもちぬしは
[06:59.834]
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